はじめに
ネットを見ていると、たまに「べるたそ〜」という言葉を見かけることがあります。何だかかわいらしい響きですが、「べるたそ」って誰のこと? どうして「たそ」ってつくの? 気になった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「べるたそ」という言葉の意味や成り立ち、どんな人たちが使っているのかをやさしく、そしてちょっと楽しく解説していきます。言葉の背景には、ファンの愛情とネット文化がぎゅっと詰まっているんですよ。
「べるたそ」とは誰のこと?
べるたそー❤❤❤ https://t.co/TMhAih12ub
— えむえむ#42@7/16・7/17・8/3・8/26・8/27現地 (@MM42_X) July 6, 2025
「べるたそ」とは、プロ野球・オリックス・バファローズの公式マスコットキャラクター「バファローベル」のことを、ファンやネットユーザーが親しみを込めて呼ぶ愛称です。
バファローベルは、ピンク色の毛並みに大きな目、かわいいヘルメットとしっぽが特徴のマスコットで、球団の応援やイベントで活躍中。そんな彼女の人気が高まる中で、ネット上では次第に「べるたそ」という呼び方が広まっていきました。
「〜たそ」の由来とは?
「たそ」という語尾は、もともと「ちゃん」や「たん」といった日本語の愛称表現の派生形です。
「ベルちゃん」→「ベルたん」→「ベルたそ」……と変化していくのは、アニメ・オタク文化やなんJと呼ばれる掲示板のユーザー文化の影響が強いとされています。
この「〜たそ」は、もともと2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)などで使われる、ちょっとユルくて、ちょっとオタクっぽい、でもすごく愛情を感じさせる呼び方。まるで「赤ちゃん言葉」のような、あえて子どもっぽさを残したニュアンスで、好きなキャラに対して親しみを込めて呼ぶときに使われます。
「べるたそ」が広まったきっかけ
「べるたそ」という呼び方は、2011年ごろからなんJなどのネット掲示板を中心に広まりました。
バファローベルが登場した当初から「かわいすぎるマスコット」として注目され、試合中のしぐさやパフォーマンスが話題になり、SNSでも一気に人気が上昇。
特に「試合に勝ったときに鐘を鳴らす姿」が“天使すぎる”とネットユーザーにウケて、「ベルちゃん」よりもっと甘やかした呼び方として「べるたそ〜」が定着していきました。
「べるたそ」は球団にも浸透している?
おもしろいことに、「べるたそ」という言葉は単なるネットスラングにとどまらず、実は球団側もある程度認知している様子があります。
一時期、オリックスが公式イベントで「BELLTASO(べるたそ)」と名前入りのユニフォームを作成したり、グッズにこの表記が登場したこともあります。
ここまで来ると、もはや“公認愛称”といっても過言ではないですね。
「べるたそ」だけじゃない!「〜たそ」文化の広がり
「べるたそ」の人気をきっかけに、ネット上では他のキャラクターや芸能人にも「〜たそ」と呼ぶ文化が波及しました。
- 声優・早見沙織さん → 「さおりたそ」
- 声優・小倉唯さん → 「ゆいたそ」
- キャラ・エルフ → 「えるたそ」
「好きすぎて“たそ”って呼ばざるを得ない!」という感情が、ネットスラングとして自然と文化になっていったんですね。
実際のファン活動でも「べるたそ」は定着
SNSを見てみると、「今日は京セラドームでべるたそに会えた♡」「ベルたそぬいぐるみ買った!」という投稿が日常的に流れてきます。
特にX(旧Twitter)やInstagramで「#べるたそ」「#バファローベル」といったタグを検索すれば、彼女の人気ぶりがよくわかるはずです。
また、グッズ展開も豊富で、ぬいぐるみやTシャツ、キーホルダーなどに加え、公式写真集まで発売されるなど、ファンの支持は本物。
「べるたそ」としての愛され方は、もはや一人の“アイドル”といってもいいかもしれません。
よくある質問(Q&A)
- Q. 「べるたそ」って誰のこと?
- A. オリックス・バファローズの公式マスコット「バファローベル」のことです。
- Q. どうして「たそ」ってつけるの?
- A. 「ちゃん」→「たん」→「たそ」と変化していくネット特有の愛称文化です。
- Q. 「べるたそ」は公式も認めてるの?
- A. イベントグッズなどで「BELLTASO」表記が使われたことがあり、ある程度球団にも認知されています。
まとめ
「べるたそ」という言葉は、ただの愛称ではなく、バファローベルを心から応援するファンたちの“愛のカタチ”とも言える存在です。
ちょっとふざけたようにも見えるこの表現ですが、そこにはキャラクターへのリスペクトや、ネット文化のユニークさが詰まっています。
これから「べるたそ〜」と見かけたときには、「ああ、バファローベルのことだな」と微笑んで、少しだけネット文化の奥深さを感じてもらえたら嬉しいです。